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No.27 松永鎌矢さん

今回のインタビューアー
松永鎌矢さん
大分大学工学部4年生
一年間休学をして、ボランティア活動を行い、
大分合同新聞などで紹介された。
聡明祭では、被災地に向けて、学生に一言書いてもらい、 それを宮城県七ヶ浜町へ届ける活動を行なった。



松永さんはどうしてボランティア活動に参加することを決めたのですか?
最初は予定を組んで、4年生になったら一年間休学して海外に留学しようかなと思い、一昨年の12月ぐらいに、震災前に、休学を決めていた。
でも、その後震災があって、そのときはテレビで震災の様子を見ました。最初は実感が湧かなかったけど、ニュースで「世界各地から東北に支援が届いています」と放送され、同じ日本に住む僕はなにかできないかと思い、被災地へボランティアに行くことに決めました。
まずは5日間のボランティア活動に応募して、そこで初めて七ヶ浜町に活動しに行き、その後長期で行って、トータルで半年間活動しましたね。

半年間ですか…ちなみに、活動はどの様なことを行ないましたか?
そうですね…
主な活動はイベントの企画運営です。BBQ大会、芋煮会、クリスマスパーティー、ボッケ祭りなど企画しました。現地では、たくさんのニーズがあるのでそれに応じた仕事(がれき撤去、足湯、仮設住宅集会場でのお茶出し、学童保育)などがあり・・・。結構なんでもしていましたね!笑

これだけの活動をしているとなると、現地の人に喜ばれたのではないですか?
凄く喜ばれましたね!
しかし現地の方は最初、ボランティアの手なんか借りん!という気持ちをだったそうですよ。 自分の町は自分達でやる!と思っていたそうですが、ボランティアの作業でどんどん町がきれいになっていくのを見て、次第に手を借りるようになり、最終的にはボランティアの方に感謝の気持ちでいっぱいだと話してくれました。

そうでしたか。私はボランティアの人って最初はそう思われているとは思いもしませんでした…
そういえば、他に大分大学の学生はいらっしゃいましたか?

僕の友達が四人きました!
「BUNDAI」って冊子に七ヶ浜町での記事が載っています。
それもたまたま工学部の先生が、県の事業で椅子を作っていて、その椅子を七ヶ浜に渡すとのことで…。
僕が七ヶ浜町にいたこともあって、現地での椅子の組み立てを頼まれ、現地で一緒に椅子を組み立てたのが友達の教育学部の女の子です。


成る程。そういえば、大分大学で思い出したのですが、聡明祭で書いていた旗はどうなりましたか?
七ヶ浜町に持って行って、漁師さんにお渡ししました。
毎日、このメッセージを見て「よし、今日も頑張ろう」と漁に出ているみたいです。

そういったものは現地の人に喜ばれるのですか?
結果、ニーズ次第なんですよね。今回のメッセージを書いた旗は喜ばれました。
大分から応援しています、というメッセージは今、復興に向けて頑張っている漁師さんに凄くチカラになっているそうです。
しかし全部が全部喜ばれるわけではないんです。
相手が必要としてなかったらただのゴミです。
ただただ応援メッセージ書いたから、ではなくて今の被災地がどうなのかしっかりニーズを調べて必要な物を届けるようにしなければいけません。

うーん、なかなか難しいですね…
ニーズに応え、それをすべて鵜呑みにするのもよくないとも現地で感じました。
子どもが「これが欲しい!」と言われ、その通りに買い与えていけばどんどんその気持ちがエスカレートして、最終的に甘えになってきますよね。
これは子どもだけではなく、大人でもありうる話しで…
そのため、一品10円でフリーマーケットしたりとか、少し自立に向けた支援をしていくことが大事ですね!支援ってすんごい難しいんですよ。笑

なんだか、複雑な気分ですが、その矛盾に頑張っているのはすごいです。
このようなボランティアを半年間してきて何か変わりましたか?

ボランティアは今までしたことがなくて…。
なので自分自身結構変わったと思うんですが。笑
初めての場所に1人でいったことでたいていの事に物怖じしなくなったかな〜?
あとは、助け合いと出会いをもっと大切にせないけんな〜って!
ボランティアに行って住民の方だけでなく、ボランティアの方などたくさんの方と出会うことができ、いろんな価値観や考え方を知ることができました。新しい環境の中での出会いって凄く特別な感じがするけど、今当たり前のようになったいる地元大分や大学での出会いも大切にしていきたいと思いました。卒業したみんな、そして留年したみんな!笑
これからもよろしくお願いします!

なんだか、経験した人にしかわからないようなことですが、それだけボランティアという経験が、松永さんに大きな影響を与えることになったのですね。お話を聞いて、そうすごく感じました!
では最後に、大分大学の学生と新入生にメッセージをよろしくお願いします。

大分大学の学生へ
休学して海外に行こうと思った理由は、今スーツを着ているけど、本当は就活したくなくて…。したくないならしなきゃいい。
あとは本気で職に就く前になんとか人として成長していきたいなぁというのがあったのと、2年生のころに友達とヒッチハイクをして大分から東京を往復して、人との出会いって面白いなって感じたからかな。人生60年ある中で、出来るだけ人と会って、他の人の考え方とか価値観を知りたいなってのをヒッチハイクの時に思いました。今まで中学、高校、大学ですんなり、上がってきたからこそ1年間時間を作れるんじゃないかなと思ったことも一つ。
みんな枠の中に収まっているように思えるから、そうじゃなくてもっと自由でいいんじゃないかな〜と思うけど。笑
休学を進めるわけではないけど、もっと外に出ていってもいいんじゃないかな?自分の考えを持って、したいことがあるならやってみる、そしてとにかく学生のうちにいろんなことを経験するのが一番!
世の中「すげーやつ」いっぱいいるよ!中国でプロフットサルしてるやつ、世界の飢餓を無くそうとしているやつ、起業してるやつ、内定もらい社会人になるやつ、オタクニート脱出して一年間被災地で支援しているやつ。
たくさんの「やつ」を見てきたな〜。いろんな生き方があるけど、人に流されずに自分の考えを持って行動していくのが大事!
僕自身、自分という可能性を信じて、今の自分に満足せずにこれからも行動していきたい!

新入生へ
学生の本業「勉強」も大事だけど、大学生はたくさん時間あるから、したいことをやりまくれるよ。笑
最初は友達作るためにも、サークルに入ろう!
そこからたくさんの友達に出会って、色んな話聞いて、やりたいことやって、まず大学生活を楽しもう!
俺はサークルあんまり入ってなかったけど、寮生だから寮でたくさんの友達と出会って、大学生活楽しんでた!
とにかく、大学を楽しむことが一番だと思います。



ありがとうございました!
今回お話を聞けてホントに良かったです♪
これからも色んな活動を頑張ってください。
この度のインタビュー、ありがとうございました。




今回は、工学部4年の松永鎌矢さんを取材させて頂きました。大変貴重な話を聞くことが出来ました。また、大変素敵な人で、このような方に出会えることが出来て、本当によかったと思います。これからの活動、頑張ってください♪取材ご協力本当にありがとうございました(^。^)♪


取材担当:ヒガシムラ、カタヤマ(編集担当)